バロット(Balut)は孵化途中のアヒルのゆで卵。受精卵を14〜18日温めて殻の中に雛が形成された状態を、丸ごと茹でて食べるフィリピンの伝統珍味です。屋台で1個20〜30PHP(約55〜80円)、夜の街で売り子が「バロット〜」と歌うように呼びかけながら売っています。
タガログ語で「包まれたもの」、孵化14〜18日のアヒル卵
- 言語:タガログ語で「balut」(直訳:包まれたもの)
- 原料:受精させたアヒル卵。鶏卵ではない
- 孵化日数:通常14〜18日(雛の形成度合いはこの日数で決まる)
- 調理:受精卵を数日温めた後、殻のまま茹でる
- 販売価格:1個20〜30PHP(55〜80円)
- 販売時間帯:夕方〜夜(21時以降がピーク)
- 販売場所:道端の屋台、住宅街の売り子、市場周辺。観光客向けレストランでは扱わない
ベトナムでは「ホビロン」と呼ばれる類似の食べ物があり、こちらは19〜21日とより成長段階の進んだ卵を使います。
セブの夜、屋台で実際に買って食べた人の風景
セブシティの屋台でバロットを購入する瞬間を切り取った投稿。
ステンレス鍋に温められたバロットがゴロゴロと並び、注文すると殻ごと手渡される、というのが現地の標準的な売られ方です。
殻を割った中身は「思ったよりちゃんと鳥」
具体的に殻を割った直後の中身。
殻の中に雛の輪郭・羽・骨が見える状態が多く、初見のインパクトは強め。ただし食べた人の感想は「視覚以上に味の方が普通」という声が多数派です。
食べ方手順:スープ→塩・酢→中身
殻の尖った方を軽く割って小さい穴を開け、まず中のスープを直接すする。次に塩・酢・カラマンシー(柑橘)を殻の中に直接振りかけてから、殻を半分まで割って中身を露出させ、小さなスプーンですくって食べる──というのが現地での標準手順です。
ポイントは3つ。
- スープを先に飲む:鶏ガラのような旨味があり、これだけでも十分美味しい
- 塩・酢は殻に直接:別皿に出すより、殻を器代わりにするのが現地式
- 白身(実は胚膜)は無理して食べなくていい:食感が苦手なら現地の人も捨てる
雛部分は黄身に隠れて最初は見えないので、心の準備をしながら少しずつ進めるのが推奨されます。
カルボン市場・マンゴー周辺、夜の住宅街で売り子を探す
セブで買うなら以下の3エリアが入手確率高め。
- カルボン市場周辺(セブシティ最古のローカル市場、夜まで賑わう)
- マンゴーストリート裏路地(夜遊び客向けの屋台街、観光客でも入りやすい)
- マクタンのローカル住宅街幹線道路(ホテル送迎ドライバーに聞けば寄り道してくれる場合あり)
セブシティ市内観光(マゼランクロス・サントニーニョ教会など)の後、夕食前に1個試す動線が自然です。弊社のセブシティ観光ツアーに組み込めば、現地ガイドが屋台へ案内します。
注意点として、観光客向けレストランやSMモール内のフードコートでは扱っていないので、必ず屋台もしくは市場で買う必要があります。
タンパク質14g、コレステロール180mg、1日1個まで
バロット1個あたりの栄養データ。
- カロリー:約180kcal
- タンパク質:約14g(普通の卵1個より多い)
- 脂質:約13g
- コレステロール:約180mg
栄養価が高いためフィリピンでは「滋養強壮・男性精力強化」の食べ物として位置付けられており、現地の常識として「1日1個まで」が推奨されます。連続摂取はコレステロール過多になるため、妊婦さんやコレステロール値が高い方は避けるのが無難です。
日本でも食べられる:東京・高田馬場「米とサーカス」
「フィリピン行く予定はないけど一度試したい」場合、東京・高田馬場の珍味居酒屋でバロットを取り扱っています。
世界各国の珍食材を扱う米とサーカス系列で、バロットは定番メニューの一つ。現地に行く前の予習としても、現地行けない方の代替体験としても利用できます。
ただし、現地の屋台でフィリピン人に教わりながら食べる体験そのものには敵わないので、フィリピン旅行のついでに試すのが満足度は最高です。
セブ滞在のローカル体験に1個組み込むのが一番楽
バロットだけを目的に動くというより、セブシティの夜のローカル散策の途中で1個食べるのが現地の自然な体験スタイル。屋台の場所が分からない、夜のセブシティを一人で歩くのが不安、という方は弊社のセブシティ観光ツアー、空港送迎、アイランドホッピングなどと組み合わせて、現地ガイドにアテンドしてもらうのが安全です。
セブ・マクタン現地の観光・送迎・ローカル体験のご相談は、観光省公認のCSPトラベルにてワンストップで承ります。














