絶景チョコレートヒルズ完全ガイド|セブ島から行ける人気ツアーと見どころを徹底紹介!

セブ島からフェリーで2時間ほど。
その先にあるボホール島には、まるでファンタジーの世界のような絶景「チョコレートヒルズ」が広がっています。

乾季には丘一面がチョコレート色に染まり、雨季には鮮やかな緑が広がる――。
まるで物語の中に迷い込んだような幻想的な風景を前にすると、誰もが思わず息をのむはず。

この記事では、そんなチョコレートヒルズの成り立ち・行き方・見どころ・おすすめツアーを、初めての海外旅行でも安心して楽しめるよう丁寧に紹介します。
読み終えるころには、「次の休みにチョコレートヒルズへ行ってみたい!」と思えるはずです。

ボホール島メイン画像

チョコレートヒルズの基本情報

チョコレートヒルズってどんな場所?

フィリピン・ボホール島の中央部に位置する「チョコレートヒルズ(Chocolate Hills)」は、
1,200個以上の円すい形の丘が、どこまでも連なる不思議な景観で知られています。

ひとつひとつの丘の高さはおよそ30〜50メートル。
遠くから眺めると、まるで小さな山々が絨毯のように並んでいるかのよう。
見渡す限り続く丘の連なりは、本当に“自然の芸術”と呼ぶにふさわしい光景です。

名前の由来と季節ごとの姿

「チョコレートヒルズ」という、なんだか美味しそうな名前。
乾季(おおよそ12〜5月頃)になると丘の草が太陽に焼けてチョコレート色になることから名づけられました。

乾季のチョコレートヒルズ

一方で、雨季には丘が一面の緑に変わり、まるで“抹茶チョコ”のような姿を見せてくれます。
訪れる季節によってまったく違う表情を見せる――それもチョコレートヒルズの魅力のひとつです。

雨季のチョコレートヒルズ

ちなみに、この景観はフィリピン紙幣(200ペソ札)にも描かれているほど有名なんです。

ボホール島の象徴として、フィリピン国内でもとても大切にされています。

チョコレートヒルズの成り立ち

自然が作り出した“奇跡の丘”

チョコレートヒルズの成り立ちは「完全には解明されていない」といわれています。
地質学的には「石灰岩が雨や風に侵食されてできた」という説が有力ですが、どうしてあんなに均等な形の丘が何百個も並んでいるのか。

チョコレートヒルズの絶景

――そこはまだ“自然のミステリー”なんです。

ロマンチックな伝説も残る不思議な丘

そんなチョコレートヒルズですが、
地元では昔からいくつもの伝説が語り継がれています。

その中でも有名なのが、「巨人の恋の涙」の物語。

巨人の涙の伝説イメージ

むかしむかし、アロゴという巨人とアロヤという人間の女性が恋に落ちました。
しかし、悲しいことにアロヤは亡くなってしまいます。

深い悲しみにくれたアロゴは、涙を流し続けました。

その無数の涙が積もり積もり、やがて丘となった――それが、チョコレートヒルズの始まりだと言われています。悲しいけれども、ロマンチックなお話し。

もうひとつの話では、
2人の巨人が喧嘩をして、投げ合った石や土の山がそのままチョコレートヒルズになったというユーモラスなエピソードも。

世界的にも珍しい自然遺産

チョコレートヒルズは、フィリピン政府によって天然記念物に指定されており、ユネスコ世界遺産の暫定リストにも登録されています。
世界でも同じような地形はほとんど見つかっていないため、「ここでしか見られない景色」として多くの旅行者が訪れています。

世界中を旅しても、こんな景色にはなかなか出会えません。

チョコレートヒルズへのアクセス

所在地:Loay Interior Rd, Carmen, Bohol
営業時間:6:00~18:00
定休日 : なし
入場料 : 100ペソ
公式サイト : https://www.chocolatehills.net/

セブ島からボホール島への移動ルート

まず、セブ島からボホール島に行くには、フェリーがもっとも一般的で便利な方法です。

所要時間の目安
セブ → ボホール(タグビララン港)間の高速フェリーは、だいたい 2時間前後 かかることが多いです。
料金の目安
フェリー運賃は出発港・船会社・座席クラスによって変わりますが、平均800ペソ〜1,200ペソ
※実際の料金は事前にフェリー会社や予約サイトで要確認。
注意点
やり取りはすべて英語になるため注意が必要です。また、夕方の便は早く売り切れることが多いので、往復チケットをあらかじめ購入するか、ボホール島の港に到着した際に帰りのチケットを確保しておくと安心です。

ボホール島上陸後:陸路でチョコレートヒルズへ

ボホールに着いた後、チョコレートヒルズへ行くためには、島の陸路での移動が必要になります。ここからが“旅感”が出る部分です。

タグビララン港 → バス/バン → カルメン(Carmen)
フェリーでタグビララン港に到着したら、まずバスターミナルに移動。そこからカルメン(Chocolate Hills Complexがある町)方面へ向かうバスやバンに乗ります。
この陸路移動にかかる時間は、約 2時間前後 が目安。

自力で行く場合 vs ツアーを使う場合

手段メリットデメリット
自力で行く自由度が高い、好きな時間に動ける乗り換え・交通手段の手配が複雑、英語での対応、ぼったくりのリスク、迷う可能性あり
ツアーを使う送迎付き・ガイド付きで楽、時間効率が良い自由度は少し落ちる可能性あり、費用が自力よりやや高め

ツアーなら、セブでホテルピックアップ → フェリー移動 → ボホール島上陸後送迎 → チョコレートヒルズ → 帰路まで一連で安心して行けるプランが多くあります。

初心者の方なら、特に道がわからない心配や時間ロスを避けられる「ツアー利用」はおすすめです。

CSPトラベルのツアーなら写真撮影・日本語ガイド付きで効率よく観光できる!

ボホール島まで足を延ばすなら、他の観光スポットもおさえたい!

ボホール島には、チョコレートヒルズ以外の魅力もたくさんあります。時間に余裕があればぜひ足を伸ばしてみてください。

ターシャ保護区(Tarsier Sanctuary)

ターシャ2

世界最小クラスの霊長類・ターシャ(目が大きい小さなメガネザル)が見られる保護区。かわいらしい姿が人気です。

ロボックリバークルーズ(Loboc River Cruise)

ロボック川クルーズ

緑深いジャングル風景を眺めながら川下りするクルーズ。ゆったり流れる時間を楽しめるスポット。

バクラヨン教会(Baclayon Church)

バクラヨン教会の天井

1596年に建てられたボホール島最古の歴史ある教会。サンゴと卵白で造られた外壁や、美しい天井画が見どころ。島の歴史を感じることができる場所。

セブ島観光スポット25選

チョコレートヒルズでのアクティビティ

チョコレートヒルズは「見る」だけじゃもったいない!
せっかく来たなら、ここでしかできない体験を楽しんでみましょう。
丘の上の絶景はもちろん、アクティブ派もフォト派も大満足のアクティビティが充実しています。

ATV(四輪バギー)で丘を駆け抜ける!

人気No.1アクティビティといえば、チョコレートヒルズのふもとを駆け抜けるスリル満点のATV(バギー)ライド

ATV(四輪バギー)に乗る女性2人

土の上を走るたびに舞い上がる砂ぼこりや、丘を背景に撮る写真はまさに“映えスポット”。
インストラクターが丁寧に教えてくれるので、初心者でも安心して楽しめます。

おすすめポイント
・雨上がりはちょっぴりスリリングで人気!
・GoProで撮ると映画みたいな仕上がりに。

空中自転車(Sky Bike)で空を渡るスリル!

2本のワイヤーの上を、空を渡るように進む「スカイバイク」。

下を見下ろすと、大自然が一面に広がる大パノラマ!
「怖いけど気持ちいい!」とSNSでも話題のアクティビティです。

おすすめポイント
・2人乗りもOKなのでカップルにも人気
・思い切って手を振る瞬間を写真に残そう!

ジップライン(Zipline)で風を切る!

風を切りながらチョコレートヒルズの谷を一気に滑走!

まるで鳥になったような気分で、丘の絶景を空から満喫できます。
速度はありますが安全性も高く、スタッフがしっかりサポートしてくれるので安心。

おすすめポイント
・眺めの良さはアクティビティの中でもトップクラス!
・スリル好きさんにおすすめ。

送迎付きで安心!写真と日本語ガイド付きおすすめツアー紹介

「自分で移動手段を探すのは大変そう…」「上手くスケジュールできないかも…」という方には、送迎付きで写真撮影と日本語ガイド付きのCSPトラベル公式ツアーがおすすめです!

ホテルから送迎の車に乗れば、後はお任せ!初めての方でも安心して楽しめます♪

ボホール島1日満喫ツアー

「せっかくなら、ボホールを丸ごと楽しみたい!」という方に。

チョコレートヒルズ、ターシャ保護区、バラクヨン協会、ロボック川クルーズなど、ボホールの人気スポットを1日で全部まわれる王道プラン。アクティビティもバギー・空中自転車・ジップラインから最大2種類までお選びいただけます。
ホテル送迎・ランチ付きで、初めてでも安心です。

Emi I 様
⭐⭐⭐⭐⭐
ボホール島のツアーに子供と参加しました。朝早くから盛り沢山の内容で、個人では決して体験できないであろうたくさんのアクティビティを、1日で体験することができました。中でもチョコレートヒルズの景色、リバークルーズのランチは個人的に大満足でした。また、メガネザルのターシャとの出会いも忘れられません。語り尽くせないほど、素晴らしい1日になりました。日本語ガイドさんもいて安心して楽しめました。本当にありがとうございました。

ボホール島シンプル日帰りツアー

「移動を減らして、のんびり観光したい」という方に。

チョコレートヒルズとターシャ、バラクヨン教会、リバークルーズなどをゆったりペースで楽しめるリラックスプラン。
写真映えスポットを中心にまわるので、女子旅やカップル旅行にも人気です。

オノタマミ 様
⭐⭐⭐⭐⭐
ツアーの安全を第一に考え、ツアーを進めてくださいました。教会の歴史やチョコレートマウンテンの詳細なども教えて下さり大満足です。ありがとうごさいました!!

ジンベイザメ&ボホール島ツアー

「1日でジンベイザメもボホール島も楽しみたい!」という方に。

セブ旅行の“いいとこどり”が叶う弾丸人気ツアー!
遭遇率99%のジンベイザメとのシュノーケリングや、ターシャ・チョコレートヒルズ・ロボック川クルーズ・バクラヨン教会なども全部まわれます。

アクティビティもバギー・空中自転車・ジップラインから最大2種類までお選びいただけるので、アクティブ派の方から圧倒的支持を集めています。

みん 様
⭐⭐⭐⭐⭐
1日目はボホール島にてジンベイザメツアー+ターシャ、泥まみれバギー!付き添いのガイドさんが日本語がペラペラで不自由することもなく楽しい1日を過ごせました。また、ジンベイザメツアーやバギーの人は優しく、GoProで撮ってあげると付きっきりでジンベイザメとツーショットをずっと撮ってくれていたり、バギーも撮りすぎではないかというほど写真を色んな角度で撮ってもらえました笑

ご希望の方は巨大ヘビとの撮影タイムも・・・

全長4m超えの巨大ヘビと、ちょっとドキドキな記念撮影!

巨大ヘビと記念写真を撮ろう

ひんやりした肌触りに思わず緊張しますが、スタッフがしっかりサポートしてくれるので安全です。
「怖いけど挑戦したい!」という方は、自分だけのアルバムにインパクト抜群の1枚を残してみましょう♪

こちらは「ボホール島1日満喫ツアー」と「ジンベイザメ&ボホール島ツアー」に含まれています。苦手な方は省略できますので、遠慮なくご相談ください。

CSPトラベルの口コミ記事のサムネイル

FAQ:よくあるご質問にお答え!

Q:雨季でも観光できますか?

A:はい、観光は可能です。ただし雨天時は丘の一部が滑りやすくなるため、足元には十分注意してください。眺望も雨や霧で見えにくくなる場合があります。晴れの日を狙うなら乾季(12月〜5月)がベストです。

セブ島ベストシーズン

Q:どんな服装と靴がいいですか?

A:歩きやすい靴(スニーカーなど)がおすすめです。日差しが強い日もあるので、帽子やサングラス、日焼け止めもあると安心です。雨季は軽量のレインコートや傘もあると便利です。

Q:観光にかかる時間は?

A:展望ポイントまでの所要時間は、滞在スタイルによりますが30〜60分程度です。丘の間を散策する場合は1時間以上見ておくと、写真撮影や景色をゆっくり楽しめます。

Q:写真を撮るならどの時間帯が良いですか?

A:朝早めや夕方は柔らかい光で景色が映えます。日中の強い日差しでは影が濃く出るので、写真映えを狙うなら午前中がおすすめです。

Q:子供も楽しめますか?

A:はい、小さなお子さまも訪問可能です。展望台や丘の遊歩道は整備されていますが、急な階段や段差もあるので、目を離さないようにしましょう。

Q:トイレはありますか?

A:展望ポイントやチケット売り場近くに公衆トイレがあります。混雑時は順番待ちになる場合があるので、事前に済ませておくと安心です。

フィリピンのトイレ事情のアイキャッチ

Q:必要な持ち物は何ですか?

A:基本的には以下があると便利です。
・カメラ・スマホ(撮影用)
・帽子・サングラス・日焼け止め
・軽い上着(船や丘の上での風よけ)
・水分補給用のドリンク
・雨季の場合は折りたたみ傘やレインコート

セブ島旅行持ち物リスト

ワクワク体験でボホール島を満喫!

写真で見るだけじゃ伝わらない、チョコレートヒルズの雄大で不思議な景色。

ターシャや教会も一緒に巡れば、ボホール島の魅力をぎゅっと体感できます。

思わず「わぁ!」と声が出る絶景体験を、安心のツアーで気軽に楽しんで、セブ旅行の最高の思い出を作りましょう!

✍この記事を書いた人

ゆん

セブ島観光に詳しいライターとして、旅で出会った魅力や役立つ情報を発信中。アドバンスダイバーで、旅先では写真撮影を楽しむのが趣味。
旅行者目線でセブの魅力をお届けします。

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