ボホール島に来たなら、絶対に見ておきたいのが「バクラヨン教会(Baclayon Church)」。
海辺に佇むその姿はとても印象的で、セブ島とはまた違う“静かな時間”を感じられる場所です。
スペイン統治時代に建てられたこの教会は、フィリピン最古級の歴史を持ち、今も地元の人々に大切に守られています。
南国の陽ざしに照らされた白い石の壁や、重厚な雰囲気の内部…。
観光で立ち寄る人も多く、ボホール島の“文化を感じる旅”には欠かせないーーーそんなバクラヨン教会についてご紹介!
バクラヨン教会とは?基本情報と歴史を知ろう
バクラヨン教会の基本情報
ボホール島「最古の教会」といわれる教会。

ボホール島で一番大きな街である「タグビララン市」から車で約15分ほど、海沿いを進むと見えてきます。
セブ島からフェリーで約2時間なので、日帰り観光のルートにもぴったり。
建物はサンゴ石を積み上げて造られており、白く輝く外観が青い空とよく映えます。
敷地内には鐘楼や小さな博物館もあって、教会の歴史を肌で感じながらゆっくり見学できます。
歴史的背景
この教会の歴史はとても古く、建設が始まったのは1596年。イエズス会の宣教師たちによって建てられ、1727年に現在の姿になりました。
当時はフィリピン各地で布教活動が進められており、バクラヨン教会もその拠点のひとつだったそうです。
長い年月の間に、地震や台風で被害を受けたこともありました。
特に2013年のボホール島地震では大きく崩れましたが、修復が行われ、今では再び美しい姿を取り戻しています。

現地の人々の「守り続けたい」という思いが、建物のあちこちから伝わってきます。
建築の特徴と魅力
バクラヨン教会の特徴は、なんといってもその“重厚で静かな美しさ”。
サンゴ石を使った壁は近くで見ると温かみがあり、光の加減で色が変わって見えます。
中に入ると、天井の高い空間に祭壇があり、どこか時間が止まったような感覚になります。
天井画や古い宗教画も残っていて、歴史好きの方はもちろん、建築や美術が好きな方にもおすすめ。
観光客が惹かれる3つの理由
静かに海を見つめるように建つバクラヨン教会。
その姿には、観光地というより「時を超えて生きている建物」のような温かさがあります。
ここでは、多くの旅行者が心を奪われる3つの理由をご紹介します。
① 美しい天井画と祭壇の荘厳さに息をのむ
教会の扉をくぐると、まず目に入るのが精密な天井画と祭壇。
17〜18世紀に描かれたとされる宗教画は、年月を経ても色あせず、訪れる人を静かに包み込みます。

天井には聖人や天使たちが優雅に描かれ、祭壇の細工もとても細やか。
一つひとつの装飾に込められた祈りのような繊細さは、思わず立ち止まって見入ってしまうほどです。
現地では、修復の際にできる限りオリジナルの素材とデザインを残す努力がされたそう。
そのため、今も「当時の信仰や美意識」を感じ取ることができる貴重な空間になっています。

ちょっと上を見上げて深呼吸してみてください。
フィリピンの歴史と祈りの時間が、静かに流れているような感覚になります。
② 時を刻む石造建築の荘厳さ
バクラヨン教会の外観は、サンゴ石(coral stone)で造られています。
かつて海の中にあったサンゴを切り出し、ひとつひとつ積み上げて形にした建物。
遠くから見ると白く輝き、近くで見ると温かみのある石肌が印象的です。
2013年のボホール地震で一部が崩壊しましたが、その後、地元の人たちや専門家の手で修復されました。
再建された現在も、「かつての姿をそのまま残す」という強い意志が貫かれています。

何百年も前の人々が積み上げた建物の中を、今、私たちが歩いている。
そう思うと、ただの観光ではなく“時間の旅”をしている気分になります。
③ 写真映えするポイントがいっぱい!
実はこの教会、SNSでも人気の“フォトジェニックスポット”。
「#BaclayonChurch」や「#BoholChurch」で検索してみると、
真っ白な壁と青い空のコントラスト、夕暮れのオレンジの光に染まる鐘楼など、
どれも息をのむような美しい写真が並びます。
中には、祭壇前で静かに手を合わせる写真をアップしている旅行者も。
華やかというより、“穏やかで神聖な美しさ”が旅行者の心を惹きつけています。

地元の人々にとって大切な祈りの場所です。
観光で訪れる際は、マナーとルールを守りましょう。
訪れる前にチェック!服装マナーと撮影ルール
服装のマナー
バクラヨン教会は、今も地域の人々が祈りを捧げる大切な場所。
そのため、観光で訪れる際も露出の多い服装は避けましょう。肩や膝が出ないような服装がおすすめで、ノースリーブやショートパンツの場合は、肌を隠すことが出来る羽織りものを持っていくと安心です。
写真撮影のルール
美しい祭壇や天井画は撮影スポットとしても人気ですが、フラッシュ撮影は控えましょう。
特に礼拝中やミサの最中は、撮影や大声での会話を避けて静かに過ごすのがマナーです。

バクラヨン教会に限らず、教会はどの国でも「祈りの場」。
観光で訪れるときも、静かに過ごすことが世界共通のエチケットなんです。
礼拝時間・注意事項
礼拝が行われている場合は、観光客の立ち入りが制限されることもあります。
教会内では帽子を脱ぎ、静かに歩くなど、現地の方々への敬意を忘れずに。
アクセス方法と周辺のおすすめ観光スポット
セブ島からの行き方(フェリー・日帰りツアー)

バクラヨン教会があるのは、セブ島からフェリーで約2時間のボホール島・バクラヨン地区。
セブ港(Pier 1)からタグビララン港まで高速フェリーが毎日運航しており、料金は片道800〜1,200ペソ前後が目安です。
やり取りはすべて英語で行われます。
また、夕方の便は早めに売り切れることが多いため、往復チケットを事前に購入するか、ボホール島の港に到着した際に帰りのチケットを確保しておくことをおすすめします。

フェリー会社によって出発時間が異なるので、午前中の便を予約して日帰り観光を楽しむ方が多いです。
タグビララン港に着いたら、バクラヨン教会までは車で約10分。
トライシクルやタクシーでもアクセスできますが、英語での交渉やぼったくりに注意!
個人で移動する場合は、配車アプリ「Grab(グラブ)」を利用するのが安心!
事前に料金が表示されるので、ぼったくりの心配もなく、ドライバーとのやり取りもアプリ上で完結します。
特に土地勘のない初めての旅行者には、安全で快適な移動手段として人気があります。
教会周辺の観光スポット
バクラヨン教会の周辺には、自然・文化・癒しのスポットがぎゅっと集まっています。
せっかくなら、教会見学とあわせてボホール島の魅力をたっぷり味わってみましょう!
ロボック川クルーズ

ボホール島観光の定番といえばロボック川。
緑に囲まれた川をゆっくり進むランチクルーズでは、現地の方たちの歌やダンスも楽しめます。
リバーサイドでのビュッフェは、旅の思い出にぴったりのひととき。
ターシャ保護区

世界最小クラスのメガネザル「ターシャ」に会える癒しスポット。
木陰でひっそり休む姿がとても愛らしく、思わず写真を撮りたくなりますが、大声やフラッシュ撮影は禁止。静かに見守るのがルールです。
チョコレートヒルズ

約1,200もの丘が連なる不思議な地形で、世界遺産暫定リストにも登録されている人気観光地。
乾季(4〜6月)には草が茶色く変わり、まるでチョコレートのように見える不思議な風景が広がります。
展望台からはどこまでも続く丘の連なりを一望でき、写真映えも抜群!
CSPおすすめ!ボホール島オプショナルツアー紹介
ボホール島を1日でたっぷり楽しみたいなら、CSPの「ボホール島日帰りツアー」がおすすめです。
セブ市内ホテルからの送迎付きで、フェリーや移動車両、入場チケットなど手配もすべてお任せ。現地では日本語ガイドが同行し、バクラヨン教会をはじめとする人気観光スポットを効率よく巡れます。
📸 GoProの無料レンタルもついており、旅の思い出をその場でデータ共有できるのも嬉しいポイント!
①ボホール島観光|人気観光地巡り&朝ゆったり日帰りツアー
朝はホテルでゆっくり過ごしたい方にぴったりの人気プラン。
チョコレートヒルズやターシャ保護区、ロボック川クルーズ、そしてボホール島最古の教会「バクラヨン教会」を1日で巡る、充実の内容です。
ゆったり出発したい方におすすめ!
朝9時スタートなので、早朝が苦手な方にもぴったり。朝食後に余裕を持って出発できます。
②ボホール島ツアー(満足プラン)|ボホール島を遊び尽くしたいあなたへ!
朝早め出発でボホールの見どころをぎゅっと凝縮。アクティビティも選べる、満足度の高い1日フルプラン。
チョコレートヒルズやターシャ保護区、ロボック川クルーズ、そしてボホール島最古の教会「バクラヨン教会」はもちろん、バギーやジップラインなどのアクティビティも体験できます!
遊びも観光も両方楽しみたい方におすすめ!
見どころ+アクティビティで“遊び尽くす”1日を満喫できます。
③ジンベイザメ&ボホール島1日弾丸ツアー|海も自然も歴史も全部楽しみたい!あなたへ
体長12m級のジンベイザメと泳ぎ、世界遺産チョコレートヒルズやターシャ保護区、歴史あるバクラヨン教会までを1日で巡る満足度No.1ツアーです。
もちろん、オプションでバギーやジップラインなどのアクティビティも体験可能!
ジンベイザメもボホール島もまるっと楽しみたい方におすすめ!
ジンベイザメ、観光とアクティビティを同時に楽しみ、ボホール島を存分に満喫できる1日です。
ボホール島ツアー(満足プラン)のスケジュール例
5:00 ホテルまでお出迎え
滞在先までCSPガイドがお迎えに上がります。 車内が寒い、休憩などのリクエストは気軽に女性日本語ガイドにお伝え下さい。

8:00 ボホール島に到着&朝ごはん
セブの港からボホール島へ!
船内の空調が強力なため、上着をご用意ください。 面倒な搭乗手続きやチケットの手配はすべて専属ガイドが代行します。

ジョリビーで朝ごはん
フィリピンの国民的人気ファーストフードをお試しいただけます。メニューを選んだら、ガイドと一緒に注文してみましょう!

9:00 チョコレートヒルズ観光+選べるアクティビティ(バギー・ジップラインなど)
高さ30mほどの円錐形の丘が1,000個以上も連なる不思議な風景が目の前に!4月~6月に訪れると茶色に染まった姿が見られます。

最大2種類まで選べるアクティビティ
バギー、ジップライン、空中自転車から好きなものを選択できます。※ツアー代金に含まれておりません。

12:30 ターシャ自然保護区
木の陰に隠れている世界最小のメガネザルをに癒されましょう。お土産屋の種類豊富なターシャグッズも要チェック!

13:30 リバークルーズランチ(フィリピン料理)
ボホール島名物ロボック川で、ライブ演奏を聴きながらビュッフェランチ。クルージングの先には原住民が待ち受けているかも…!?

14:30 4m超え!?巨大ヘビと撮影タイム&バクラヨン教会
ひんやりとした不思議な感覚にドキドキ……。自分のアルバムにとびっきりの思い出を残そう。
※ご希望の場合は省略できます。

1595年に建立されたボホール島最古の教会。大聖堂は荘厳な空気に包まれます。美しい天井画は必見!なんと外壁はサンゴと卵白で造られているとか……。

18:30 – 20:00 ホテル到着
SDカードリーダーを使って、GoProデータはその日にお手元へ。CSPツアーは2日間利用で5%引き! 前日のお申し込みも受け付けております。

口コミ・体験談まとめ
⭐⭐⭐⭐⭐
ボホール島のツアーに子供と参加しました。朝早くから盛り沢山の内容で、個人では決して体験できないであろうたくさんのアクティビティを、1日で体験することができました。中でもチョコレートヒルズの景色、リバークルーズのランチは個人的に大満足でした。また、メガネザルのターシャとの出会いも忘れられません。語り尽くせないほど、素晴らしい1日になりました。日本語ガイドさんもいて安心して楽しめました。本当にありがとうございました。
⭐⭐⭐⭐⭐
ツアーの安全を第一に考え、ツアーを進めてくださいました。教会の歴史やチョコレートマウンテンの詳細なども教えて下さり大満足です。ありがとうごさいました!!
⭐⭐⭐⭐⭐
1日目はボホール島にてジンベイザメツアー+ターシャ、泥まみれバギー!付き添いのガイドさんが日本語がペラペラで不自由することもなく楽しい1日を過ごせました。また、ジンベイザメツアーやバギーの人は優しく、GoProで撮ってあげると付きっきりでジンベイザメとツーショットをずっと撮ってくれていたり、バギーも撮りすぎではないかというほど写真を色んな角度で撮ってもらえました笑
⭐⭐⭐⭐⭐
初めてのセブ旅行でCSPを利用させて頂きました。ボホール島ツアーとアイランドホッピングと盛り沢山な2日間でしたが、彼女との最高の思い出になりました。ガイドの方も明るくサービス満点で素敵な写真がたくさんです。日焼けのヒリヒリも含めて最高のセブ旅行でした!
⭐⭐⭐⭐⭐
ボホール島のプライベートツアーに参加しました!
ガイドのSalve Sabeさんがとても明るくてフレンドリーな方で、移動中の車内でもとても楽しい時間を過ごせました!
次にツアーを予約する際もCSPさんに依頼したいと思います!
⭐⭐⭐⭐⭐
ボホール島観光 | 人気観光地巡り&朝ゆったり日帰りツアー + 相乗り
ツアーガイド Ms.JE
ツアーの安全を第一に考え、ツアーを進めてくださいました。教会の歴史やチョコレートマウンテンの詳細なども教えて下さり大満足です。ありがとうごさいました!!

バクラヨン教会で歴史を感じる旅へ

いかがでしたでしょうか?
歴史と祈りを身近に感じられるバクラヨン教会は、訪れるだけで旅の思い出がぐっと深まるスポットです。
教会の中に入ると、静かな空気の中で祈りの時間をそっと体感できます。周囲の自然と調和した景観も美しく、心がほっと落ち着くひとときに。
セブ島に来たら、ちょっと足を延ばしてボホール島へ。バクラヨン教会の魅力を体感してみてください。
所在地:Baclayon,Tagbilaran East Road, Tagbilaran City, Bohol
営業時間:8:00~17:00
電話番号:(+63) 38 540 9176
フィリピン政府観光省サイト https://philippinetravel.jp/baclayon-church/