【ボラカイ島旅行完全ガイド】魅力・行き方・観光アクティビティを解説|セブ島との違いも紹介

フィリピン屈指のビーチリゾートとして人気を集める「ボラカイ島」。世界有数の美しいビーチを持ち、白砂とエメラルドブルーの海に魅了される旅行者は後を絶ちません。
一方で、同じフィリピンのリゾート地として有名な「セブ島」と比べて、どちらに行こうか迷っている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、ボラカイ島の基本情報や魅力、行き方、宿泊のイメージを整理するとともに、セブ島との比較もわかりやすく解説します。旅行を計画している方や、どちらに行くか検討中の方はぜひ役立ててください!

ボラカイ島とは?

ボラカイ島は、フィリピン中部のシブヤン海に浮かぶ小さな島で、その長さはわずか約7km、幅は1kmほどしかありません。小さな島でありながら、パウダーサンドのビーチとして世界的にも有名で、世界の旅行雑誌や観光ランキングで「世界一美しいビーチ」と称されることも多いのが特徴です。

英語は通じる?

ボラカイ島の公用語は英語とタガログ語。英語が通じやすいため、観光客にとってもコミュニケーションが取りやすい環境です。レストランやホテルでは英語が通じるため、初めての海外旅行でも安心して過ごせるでしょう。

ボラカイ島の時差はどのくらい?

ボラカイ島はフィリピン標準時(PST)を採用しており、日本との時差は約1時間です。
時差が1時間と少ないため、旅行中に体調を崩す「時差ボケ」の心配はほとんどありません。飛行機での移動後も、すぐに現地の時間に順応できます。

ボラカイ島の魅力

特に有名なのが「ホワイトビーチ」。島の西海岸に4km以上にわたって続く真っ白な砂浜は、さらさらとしたパウダーサンドで、素足で歩いても熱さを感じにくいのが特徴です。海は透明度も高く、日中は透き通る海でマリンアクティビティを楽しみ、夕方には水平線に沈むサンセットを眺められるため、リピーターも非常に多い観光地となっています。

レストランやバー、ナイトスポットも多く、リゾートとエンターテインメントの両方を楽しめる点も人気の理由です。

ボラカイ島への行き方・アクセス方法

ボラカイ島へ行くには、飛行機とボートでの移動となります。日本からの所要時間は乗り継ぎ時間を含めて8~10時間。
まず日本の空港からフィリピンの首都・マニラ、もしくはセブ島へ向かい、飛行機を乗り継いでパナイ島にある「カティクラン空港」または「カリボ空港」へ向かいます。

  • カティクラン空港(推奨)
     最もボラカイ島に近い空港で、飛行時間はマニラから約1時間。空港から港まで車で10分程度、その後ボートで約15分でボラカイ島に到着できます。
  • カリボ空港
     便数が多く、航空券も比較的安価ですが、空港から港までバスや車で約2時間かかります。コストを抑えたい長期旅行者には選ばれるケースがあります。

いずれの空港を利用しても、最後に港からボートに乗る必要があるため、セブ島よりアクセスはやや複雑ですが、その分「特別な旅先」としての印象を強めています。

経由便で他の島へも立ち寄りたいか、予算をどれくらい抑えたいか、ニーズや予算に応じて、自身に合った最適なルートを選べます!

ボラカイ島のホテル・相場

ボラカイ島の宿泊施設は、ラグジュアリーリゾートからバックパッカー向けのゲストハウスまで幅広く揃っています。特に人気が高いのは「ホワイトビーチ」沿いのホテルやリゾート。ビーチに直結しており、部屋からすぐに海に出られる贅沢なロケーションが魅力です。

  • 高級リゾートホテル(1泊2万円~)
    プライベートビーチやプール付き、スパ、国際的レストランが併設されており、ハネムーンやラグジュアリー旅行者に人気。
  • 中価格帯ホテル(1泊5,000円〜20,000円)
    清潔感のある3〜4つ星ホテル。家族連れや友人グループに最適で、利便性と快適さを両立。
  • ゲストハウス・ホステル(1泊2,000円〜5,000円)
    バックパッカーや学生旅行者に人気。費用を抑えて長期滞在する場合にも選ばれます。

宿泊の平均相場としては、旅行者全体のボリュームゾーンは「1泊1万円前後」のホテルを選ぶケースが多く、コストパフォーマンスと快適さを両立できるのが魅力です。

ボラカイ島で最もポピュラーな交通手段:トライシクル

トライシクルとは、バイクの横や後ろに客席を取り付けた三輪タクシーのことで、島内の狭い道やビーチ沿いの道路でもスムーズに移動できるのが特徴です。乗車人数は通常2〜3人で、少人数での観光にぴったりです。

ホテル前や主要ビーチ沿い、バンカーボート乗り場付近など、島内のあちこちに停車しているトライシクルに直接乗ることができます。料金は距離や目的地によって変動する交渉制で、近距離なら50〜100ペソ程度が目安です。交渉時にはペソ現金を用意しておくと安心です。行き先は英語や簡単な指差しで伝えられますが、人気スポットの名前を覚えておくとよりスムーズです。

少人数で気軽に利用できるうえ、島の風景を間近に感じながら移動できるため、観光をより楽しくしてくれる交通手段です。ボラカイ島を訪れる際は、ぜひトライシクルを活用して快適に観光を楽しんでみてください。

電動のトライシクルもあるみたいです!

ボラカイ島旅行の費用の目安

ボラカイ島旅行を計画する際に気になるのが、交通費・宿泊費・食費の目安です。それぞれを把握しておくことで、旅行の総費用を効率よく計算できます。

交通費

航空券の往復料金は時期や予約状況によりますが、5〜10万円程度が目安です。現地に到着してからは、島内の移動手段としてトライシクルやシャトルバン、レンタルバイクなどがあります。トライシクルは近距離であれば1回50〜100ペソ程度、レンタルバイクや電動スクーターは1日300〜500ペソ程度が目安です。移動距離や人数、アクティビティへのアクセスによって、交通費は数千円〜1万円程度で抑えることが可能です。

宿泊費

宿泊費は滞在するホテルやリゾートのランクによって大きく変わります。高級リゾートホテルでは1泊2万円以上かかることがありますが、ビーチ沿いの中級ホテルやゲストハウスなら1泊5,000〜1万円程度で宿泊可能です。滞在日数が増えると宿泊費の割合も大きくなるため、予算に合わせてホテルのランクや立地を選ぶことが大切です。ボラカイ島は小さい島なので、ビーチから少し離れた宿を選ぶと料金を抑えやすくなります。

食費

ボラカイ島では、地元のレストランや屋台での食事なら1食100〜300ペソ程度で済みます。リゾートホテルや外国人向けのレストランでは、1食1,000ペソ前後かかることもあります。旅行中は、ランチやディナーをどのように組み合わせるかで食費の総額が変わります。毎食を屋台や地元レストランで済ませれば、1日あたり数百ペソ程度に抑えられますが、観光やアクティビティと合わせて少し贅沢に楽しむ場合は、1日あたり1,000〜2,000ペソ程度を見込むと安心です。

目安として、2泊3日の一般的な旅行であれば、航空券を除く現地費用は1人あたり3〜5万円程度が目安となります。

ボラカイ島で楽しめる観光とアクティビティ

ボラカイ島は、透明度の高い海と白砂のビーチに恵まれ、世界中の旅行者が訪れるリゾートアイランドです。せっかく足を運ぶなら、ただのんびり過ごすだけでなく、島ならではのアクティビティを体験することで、思い出はさらに鮮やかなものになるでしょう。ここでは、人気のマリンスポーツからナイトライフまで、ボラカイ島で外せない楽しみ方を紹介します。

ボラカイ島のシュノーケリング&ダイビング

ボラカイ島の海は、透き通るようなブルーと多様な海洋生物が魅力です。浅瀬で楽しめるシュノーケリングから、本格的なスキューバダイビングまで幅広い体験が可能です。

シュノーケリングでは、カラフルな熱帯魚やサンゴ礁を間近で観察でき、泳ぎが苦手な人でもライフジャケットを着用すれば安心して楽しめます。一方で、ライセンスを持つダイバーに人気なのが「クロコダイルアイランド」周辺。

透明度が高く、ウミガメやエイなどに出会えることもあります。

ボラカイ島のアイランドホッピングツアー

ボラカイ島の魅力は島そのものだけではありません。周囲には小さな無人島やシュノーケリングスポットが点在しており、アイランドホッピングツアーに参加することで、多彩な景観を楽しめます。

人気の立ち寄り先には、透明度抜群の「クリスタルコーブ島」や、小さな入り江にあるプライベート感のある「バリンハイ ビーチ」などがあります。ボートに揺られながらいくつもの島を巡る体験は、リゾート感をたっぷり味わえる贅沢な時間。

ツアーによっては、海辺でのBBQランチやシュノーケリング体験がセットになっているものもあり、初めて訪れる方にもおすすめです。

ボラカイ島のマリンスポーツ(パラセーリング・バナナボート)

エメラルドグリーンの海を存分に満喫できる定番アクティビティといえば、パラセーリングとバナナボートです。
パラセーリングでは、色鮮やかなパラシュートに吊られて海上をゆったりと飛行。上空から見下ろすボラカイ島の景色は圧巻で、ホワイトビーチの白砂とターコイズブルーの海が一望できます。一方、スリルを求めるならバナナボート。仲間や家族と一緒に乗り込み、モーターボートに引っ張られながら海を疾走する爽快感は格別です。

初心者でも安心して参加できるため、滞在中に一度は体験しておきたい定番アクティビティです。

ボラカイ島のサンセットクルーズ

「世界三大夕日」と称されるほど有名なボラカイ島のサンセットは、絶対に見逃せない体験のひとつです。特におすすめなのがサンセットクルーズ。帆船「パラウ」で海に出て、水平線に沈んでいく夕日を眺めるひとときは、言葉にならない美しさです。

日中のアクティブな時間から一転、オレンジ色に染まる海を見ながら静かに過ごす時間は、まさに旅のハイライト。

カップルや友人同士での参加はもちろん、一人旅でも心に残る体験となります。

ボラカイ島のナイトライフ&グルメ

日が暮れてからのボラカイ島は、昼間とは違った活気に包まれます。ホワイトビーチ沿いにはレストランやバーが立ち並び、新鮮なシーフードやフィリピン料理を堪能できます。ビーチで行われるファイヤーダンスショーを見ながらカクテルを楽しむのも人気です。

さらにクラブやライブミュージックが楽しめるスポットもあり、音楽と共に夜遅くまで盛り上がることができます。

「南国リゾートの夜」を存分に味わえるのも、ボラカイ島ならではの魅力といえるでしょう!

ボラカイ島とセブ島の比較

フィリピンのリゾート地として人気を二分するのがボラカイ島とセブ島です。どちらも美しい海と南国らしい雰囲気を楽しめますが、旅行計画を立てる上ではアクセスのしやすさや雰囲気、ベストシーズンに違いがあります。ここでは、それぞれの特徴を比較してみましょう。

ボラカイ島とセブ島のアクセス難易度

ボラカイ島
直行便がなく、国内線や車・船を組み合わせる必要があります。例えば、マニラやセブから国内線でカティクラン空港へ飛び、そこからボートでボラカイ島へ渡るのが一般的なルートです。このように多少の移動の複雑さはあるものの、その分「秘境感」や「旅をしている実感」を味わえるのも魅力のひとつです。

セブ島
日本から直行便が運航しているため、比較的アクセスが簡単です。成田や関西国際空港など主要都市からセブ国際空港まで直行便を利用でき、乗り継ぎの手間なく到着できます。初めてフィリピンを訪れる人や、短い休暇で効率よくリゾートを満喫したい人には大きなメリットとなるでしょう。

項目ボラカイ島セブ島
直行便直行便なし日本(成田・関空など)から直行便あり
移動の流れ日本 → マニラ/セブ(経由) → 国内線でカティクラン空港 → ボートで島へ日本 → セブ国際空港(直行)
移動の手間多い(飛行機+車+船の組み合わせ)少ない(乗り継ぎ不要)
おすすめの人移動も旅の一部として楽しみたい人/秘境感を求める人初めてのフィリピン旅行/短期休暇で効率的に楽しみたい人
魅力ポイントアクセスの大変さが特別感や非日常を演出時間を節約できる、気軽に行ける
セブ島空港キャッチアイ

ボラカイ島とセブ島の雰囲気の違い

ボラカイ島
観光客向けに整備されたエリアがコンパクトにまとまっており、主に「ビーチリゾートを楽しむこと」に特化した雰囲気があります。ホワイトビーチ沿いにはホテルやレストラン、バーが立ち並び、海辺でゆったりと過ごす旅行者の姿が目立ちます。観光スポットを巡るというよりは、リゾート気分を思う存分味わいたい人に適しています。

セブ島
都市部と自然が共存しているため、より多彩な楽しみ方ができます。ショッピングモールやカジノ、歴史的な教会などの観光スポットもあれば、少し足を伸ばせばビーチやアイランドホッピングも可能。リゾートと都市観光を組み合わせたい人、アクティブに旅を楽しみたい人に向いているのがセブ島の特徴です。

項目ボラカイ島セブ島
雰囲気の特徴コンパクトに整備されたリゾートエリア。ホワイトビーチ中心で「海辺で過ごす」雰囲気が強い。都市と自然が共存。ショッピング・歴史観光・ビーチと多彩な選択肢がある。
過ごし方の傾向ビーチリゾートに特化してゆったり滞在。観光スポット巡りより「滞在型のリゾート気分」を重視。都市観光+リゾートの両方を楽しめる。アクティブに動きたい人に最適。
向いている人リゾート気分を味わいたい人、のんびり過ごしたい人アクティブ派、多彩な体験を求める人、都市観光とリゾートを組み合わせたい人
東南アジアの観光スポットアイキャッチ

ボラカイ島とセブ島のベストシーズン

ボラカイ島もセブ島も、旅行に最も適したシーズンは乾季である11月から5月にかけてです。この時期は天気が安定して晴天が多く、海の透明度も高いため、マリンアクティビティを存分に楽しめます。

ただし、ボラカイ島は雨季(6月〜10月)に強風が吹くことが多く、天気によってはビーチの遊泳やアクティビティに制限が出る場合があります。そのため、観光をメインに考えるなら乾季を狙うのがおすすめです。セブ島も雨季は同じくスコールがありますが、都市部での観光やショッピングも楽しめるため、シーズンを問わず柔軟な旅の計画が立てられるのが強みです。

項目ボラカイ島セブ島
ベストシーズン乾季(11月〜5月)乾季(11月〜5月)
天気の特徴晴天が多く海の透明度も高い。雨季(6〜10月)は強風に注意。晴天が多く海も楽しめる。雨季はスコールありだが都市観光やショッピングは可能。
注意点雨季は強風でビーチ遊泳やアクティビティに制限が出る場合あり。雨季でも都市部観光には大きな影響なし。
おすすめの旅の狙い目観光やマリンアクティビティをメインにするなら乾季シーズンを問わず柔軟に旅を計画できる
セブ島ベストシーズン

ボラカイ島とセブ島の治安

ボラカイ島とセブ島の治安は、どちらも観光地として整備されており比較的安全ですが、旅行スタイルやエリアによって注意点があります。

ボラカイ島
観光客向けのエリアはコンパクトで、ビーチ沿いやホテル周辺は比較的安全です。夜間は主要通りやホテル周辺を歩く分には大きな危険は少ないですが、人通りの少ない場所や裏道は避けるのが無難です。また、スリや置き引きには注意しましょう。現地では日本語対応のツアーや送迎を利用すれば安心感が高まります。

セブ島
都市部と観光エリアが混在しているため、ボラカイ島よりも注意が必要です。セブシティやマクタン島の観光地周辺は比較的安全ですが、夜間の人通りの少ないエリアや繁華街はスリや軽犯罪が発生することがあります。公共交通機関よりも、タクシーや送迎付きのツアーを利用すると安心です。また、現地ガイドやホテルスタッフのアドバイスに従うことで、より安全に観光を楽しめます。

初めての海外旅行でも、観光地中心で過ごすこと夜間は人通りの多い場所を選ぶこと現地のツアーや送迎サービスを活用することがポイントです。これだけでも安全面での安心感がぐっと高まります。

項目ボラカイ島セブ島
全体の治安観光地は比較的安全都市部と観光地が混在し、注意が必要
夜間の注意点ホテル周辺や主要通りは安全。裏道や人通りの少ない場所は避ける夜間の繁華街や人通りの少ないエリアは注意
犯罪の傾向スリ・置き引きが中心スリ・置き引きに加え、都市部で軽犯罪の可能性あり
安心のポイント日本語対応ツアー・送迎利用で安心タクシーや送迎付きツアー、現地スタッフのアドバイスが安心
初めて海外旅行でも安心できる過ごし方観光地中心・夜間は人通りの多い場所観光地中心・送迎やガイドを活用
知ってて安心! セブ島の治安 トラブル事例&対処法

人生で一度は訪れたい、記憶に残る南国リゾート【ボラカイ島】

ボラカイ島は、ただの旅行先ではなく「人生の特別な思い出」を与えてくれる場所です。
真っ白な砂浜や透き通る海はもちろん、そこで過ごす時間そのものが、きっと一生忘れられない体験になります。

そんな人には、特におすすめです!

初めての海外旅行だからこそ、安心して過ごせる環境と、心に残る感動の両方を叶えてくれるボラカイ島。
もし「一生の思い出に残る南国リゾート体験」をしたいなら、ボラカイ島はとてもおすすめです!友達との旅行でも、一人旅でも、真っ白なビーチとエメラルドグリーンの海は、あなたを優しく迎えてくれるでしょう。

ぜひこの記事を参考にして、あなたの理想にぴったりのリゾート選びを進めてみてくださいね!

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