ボホール島旅行なら外せない!バクラヨン教会の魅力とは
ボホール島に来たなら、絶対に見ておきたいのが「バクラヨン教会(Baclayon Church)」。海辺に佇むその姿はとても印象的で、セブ島とはまた違う“静かな時間”を感じられる場所です。スペイン統治時代に建てられたこの教会は、フィリピン最古級の歴史を持ち、今も地元の人々に大切に守られています。 南国の陽ざしに照らされた白い石の壁や、重厚な雰囲気の内部…。観光で立ち寄る人も多く、ボホール島の“文化を感じる旅”には欠かせないーーーそんなバクラヨン教会についてご紹介! バクラヨン教会とは?基本情報と歴史を知ろう バクラヨン教会の基本情報 ボホール島「最古の教会」といわれる教会。 ボホール島で一番大きな街である「タグビララン市」から車で約15分ほど、海沿いを進むと見えてきます。セブ島からフェリーで約2時間なので、日帰り観光のルートにもぴったり。 所在地:Baclayon,Tagbilaran East Road, Tagbilaran City, Bohol営業時間:8:00~17:00電話番号:(+63) 38 540 9176フィリピン政府観光省サイト https://philippinetravel.jp/baclayon-church/ 建物はサンゴ石を積み上げて造られており、白く輝く外観が青い空とよく映えます。敷地内には鐘楼や小さな博物館もあって、教会の歴史を肌で感じながらゆっくり見学できます。 歴史的背景 この教会の歴史はとても古く、建設が始まったのは1596年。イエズス会の宣教師たちによって建てられ、1727年に現在の姿になりました。当時はフィリピン各地で布教活動が進められており、バクラヨン教会もその拠点のひとつだったそうです。 長い年月の間に、地震や台風で被害を受けたこともありました。特に2013年のボホール島地震では大きく崩れましたが、修復が行われ、今では再び美しい姿を取り戻しています。 現地の人々の「守り続けたい」という思いが、建物のあちこちから伝わってきます。 建築の特徴と魅力 バクラヨン教会の特徴は、なんといってもその“重厚で静かな美しさ”。サンゴ石を使った壁は近くで見ると温かみがあり、光の加減で色が変わって見えます。 中に入ると、天井の高い空間に祭壇があり、どこか時間が止まったような感覚になります。 天井画や古い宗教画も残っていて、歴史好きの方はもちろん、建築や美術が好きな方にもおすすめ。 観光客が惹かれる3つの理由 静かに海を見つめるように建つバクラヨン教会。 その姿には、観光地というより「時を超えて生きている建物」のような温かさがあります。ここでは、多くの旅行者が心を奪われる3つの理由をご紹介します。 ① 美しい天井画と祭壇の荘厳さに息をのむ 教会の扉をくぐると、まず目に入るのが精密な天井画と祭壇。 17〜18世紀に描かれたとされる宗教画は、年月を経ても色あせず、訪れる人を静かに包み込みます。 天井には聖人や天使たちが優雅に描かれ、祭壇の細工もとても細やか。一つひとつの装飾に込められた祈りのような繊細さは、思わず立ち止まって見入ってしまうほどです。 現地では、修復の際にできる限りオリジナルの素材とデザインを残す努力がされたそう。そのため、今も「当時の信仰や美意識」を感じ取ることができる貴重な空間になっています。 ちょっと上を見上げて深呼吸してみてください。フィリピンの歴史と祈りの時間が、静かに流れているような感覚になります。 ② 時を刻む石造建築の荘厳さ バクラヨン教会の外観は、サンゴ石(coral stone)で造られています。かつて海の中にあったサンゴを切り出し、ひとつひとつ積み上げて形にした建物。遠くから見ると白く輝き、近くで見ると温かみのある石肌が印象的です。 2013年のボホール地震で一部が崩壊しましたが、その後、地元の人たちや専門家の手で修復されました。再建された現在も、「かつての姿をそのまま残す」という強い意志が貫かれています。 何百年も前の人々が積み上げた建物の中を、今、私たちが歩いている。そう思うと、ただの観光ではなく“時間の旅”をしている気分になります。 ③ 写真映えするポイントがいっぱい! 実はこの教会、SNSでも人気の“フォトジェニックスポット”。「#BaclayonChurch」や「#BoholChurch」で検索してみると、真っ白な壁と青い空のコントラスト、夕暮れのオレンジの光に染まる鐘楼など、どれも息をのむような美しい写真が並びます。 中には、祭壇前で静かに手を合わせる写真をアップしている旅行者も。華やかというより、“穏やかで神聖な美しさ”が旅行者の心を惹きつけています。 地元の人々にとって大切な祈りの場所です。観光で訪れる際は、マナーとルールを守りましょう。 訪れる前にチェック!服装マナーと撮影ルール 服装のマナー バクラヨン教会は、今も地域の人々が祈りを捧げる大切な場所。そのため、観光で訪れる際も露出の多い服装は避けましょう。肩や膝が出ないような服装がおすすめで、ノースリーブやショートパンツの場合は、肌を隠すことが出来る羽織りものを持っていくと安心です。 写真撮影のルール 美しい祭壇や天井画は撮影スポットとしても人気ですが、フラッシュ撮影は控えましょう。特に礼拝中やミサの最中は、撮影や大声での会話を避けて静かに過ごすのがマナーです。 バクラヨン教会に限らず、教会はどの国でも「祈りの場」。観光で訪れるときも、静かに過ごすことが世界共通のエチケットなんです。 礼拝時間・注意事項 礼拝が行われている場合は、観光客の立ち入りが制限されることもあります。教会内では帽子を脱ぎ、静かに歩くなど、現地の方々への敬意を忘れずに。 アクセス方法と周辺のおすすめ観光スポット...